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2007年6月7日
1982年、南極 昭和基地で上空のオゾン濃度を測定していた観測隊員の忠鉢繁が、オゾンの減少を計測。南極の春先にあたる9月から10月始め頃のオゾン濃度が最小になっていることを発見した。最初は機器の故障と思い、何度も点検したという。
更に忠鉢は南極昭和基地で全オゾン量観測を始めた1979年以降のデータを調べると、春先の全オゾン量は年々減少しており,1982年が最小値になっていることが分かった。この結果をまとめて、1983年の国際会議で報告したが、ほとんど注目されなかった。これが世界で初めてのオゾン量減少の報告だった。
一方、同時期に南極ハレー基地でオゾン観測を行っていたイギリス隊も、春先のオゾンの異常な減少を発見していた。1985年、ジョセフ・ファーマンらはこの結果を論文で発表し、更にフロンガスの増加との関連性を示唆して、「オゾンホール」現象が一躍有名になった。
以上のことから「オゾンホール」の発見はファーマンらによるものとなっているが、実際の現象の報告は忠鉢の方が先である。