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2010年1月2日
2008年5月、国立国際医療センターと診断薬メーカーのミズホメディーは、病原性の高い「H5N1型」の鳥インフルエンザに人が感染したかどうかが15分で判定出来る検査キットを、世界で初めて開発した。
H5N1型鳥インフルエンザの人への感染はアジアを中心に多く発生しており、2008年5月までに382人が感染、うち241人が死亡している。
これまで鳥インフルエンザ感染の検査は、専用機器のある施設でしか行えず、またウイルスの遺伝子検査に数時間掛かる為、結果が出るまでに6時間~2日間を要していた。
今回、同センターとミズホメディーと共同で開発したキットは、通常のインフルエンザに使われている迅速診断キットを応用したものである。綿棒で患者ののどなどから検体を採取し、試薬と混ぜてキットに垂らすと、H5型ウイルスのたんぱく質が含まれていれば、それに反応して15分で表面に赤紫の線が現れ、感染していることが分かる。特別な機器は必要無く、普通の病院や診療所などで検査出来る。
2008年1~2月にベトナムで、感染の疑いがある患者3人にこのキットを使用したところ、実際に感染していた2人は陽性、感染していなかった1人は陰性となり、正確に判定出来た。H5N1型の迅速診断キットが、人の診断に有効であることを確認出来たのは世界で初めてである。
鳥インフルエンザが変異して、人に感染する新型インフルエンザとなった場合も、判定が可能ということである。
このキットを利用して、早期に感染を確認することで、感染拡大防止や病状の悪化防止に役立っている。