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2010年1月12日
2008年4月、ゼネコン大手の鹿島は建物を「だるま落とし」のように、下の階から順に解体していく新工法を開発した。従来のビル解体は上の階から取り壊していくが、下の階から取り壊す工法は世界で初めてである。
「鹿島カットアンドダウン工法」という新工法は、まず下の階の柱を切断して、代わりにジャッキで建物を支え、少しずつジャッキダウンして天井の梁や床、外装などを地面近くで解体する。そうして下の階から順に1フロアずつ解体していく。
更に、建物の基礎部分と地上階の床をつなぐ鉄筋コンクリートの仮設柱を設置して、耐震性を確保する工夫もされている。同様の工法は、煙突や鉄塔などの解体では行われているが、ビル解体にはこれまで用いられていなかった。
従来の工法と比べて、粉じんの飛散を約3割削減することが可能な他、工期を1~2割程度短縮出来る、廃材の分別やリサイクル作業がしやすくなる、騒音が小さくなる、高所作業が減るので安全性が向上するなど、多くのメリットがある。
2008年4月、東京都港区にある同社の20階建てと17階建ての旧本社ビルの解体を新工法で行っており、従来工法では解体に7ヶ月掛かるところを、新工法では5ヶ月で解体が完了するということである。