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2013年8月29日

世界初の海底道路トンネル 関門国道トンネル

1958年に福岡県門司市(現北九州市門司区)と山口県下関市を結ぶ道路トンネルとして開通した、関門国道トンネルは世界初の海底道路トンネルである。

同トンネルは1937年に着工。太平洋戦争中は工事が中断したが、戦後、工事が再開し、21年後の1958年3月9日、国道2号線の一部として開通した。建設費用は現在の貨幣価値にして約80億円。延べ約450万人が工事に携わった。海底掘削作業は難航し、事故で53名が亡くなっている。

トンネルは山口県下関市椋野町2丁目と福岡県北九州市門司区東門司一丁目をつなぐ、全長3461mで、うち海底部分は780m。県境は関門海峡の海面下56mにあり、車道は2車線で幅7.5m、高4.53m。本州側は中国自動車道・関門自動車道の下関ICと接続している。九州側入口にはフグの絵が描かれ、入口が丁度フグの口になっている。

普通車の通行料金は、開通時は700円だったが、1973年に建設費用の借入金返済が完了し、現在は150円である。開通当初は1日約2000台の車が利用していたが、2008年現在ではその17倍の1日約3万5000台が利用しており、累積利用台数は4億1000万台ということである。

海底トンネルは山岳トンネルより圧力が掛かる為、山岳トンネルで見られる半円形の断面より、圧力に強い円形断面で作られる。この為、道路の下に空間が余るので、同トンネルでは車道の下に人道を設け、上下2層構造になっている。人道は幅4mで、地上からエレベーターでトンネルまで降りて、利用する。通行時間は午前6時~午後10時。料金は歩行者は無料、自転車、原付は20円である。自転車、原付はトンネル内を乗ることは禁止され、押しての移動となる。

海底トンネルである為、トンネル内に常に海水が浸出してくる。これを排出する為、ポンプが17台設置され、1日4800tの水を排水している。