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2008年4月12日
小倉記念病院の循環器科医師であり院長の延吉 正清は、狭心症や心筋梗塞の治療として行われるPTCA(経皮経管的冠動脈形成術)療法の権威であり、3万人以上の命を救った。
小倉記念病院は日本一のPTCA症例数であり、全国から他の病院で治らなかった患者さんが訪れている。
多くの病院で狭心症や心筋梗塞の治療として行われているPTCA療法は、延吉が1981年 初めて日本に導入した。延吉の症例数は、1986年には既に1000例を超えていた。
延吉は新しい治療法の普及に当り、「PTCAを勉強中に、上手な術者の手技を見ることが一番役に立つ」と自身が思ったことを取り入れた。
1985年には自らも度々渡米してポイントやコツを教わった医師を北九州市に招待し、初のPTCAライブを行った。
医師達に実際に行っている治療を直接見てもらい、行っている治療毎に器具選択や器具使用方法等を説明した。
同時に治療法決定までの思考プロセスを明らかすることで、手術室で実際に行っているような実践に繋がる質の高い教育を行った。
毎年定期的にPTCAライブを開催することで、多くの医師が教科書からは得ることが出来ない実践レベルの手技を修得することが可能となり、PTCA治療が出来る多くの優秀な医師が育っている。
国内からのPTCA研修受け入れに加えて、海外からの研修や見学医師も増えているという。
延吉が若い医師に伝える言葉に、医療の質と安全を保証する為に必要とされる基本であり究極の姿勢が示されている。
「物事全ての世界に共通することですが、物事をを複雑にしてはいけません。無駄を省き、単純化することで本質が見えてきます。Simmpleができれば、おのずからSafetyもSpeedyもできるようになります。」
主な経歴
1940年 北九州市に生まれる
1966年 京都大学医学部卒業
2003年 小倉記念病院内科部長を経て院長となり現在に至る