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2007年5月25日
出雲大社の本殿は上古には高さ32丈(約97m)、平安時代でも16丈(約48m)という東大寺大仏殿の15丈をも凌ぐ壮大な規模だったといわれる。日本最古の大社造り。現在の本殿は1744年造営され高さ8丈(約24m)。地元では大社を敬い24m以上の建築物は建てないことになっている。
大国主大神が造りあげた国土を天照大神にささげ、その見返りに建設されたといわれる大宮殿。「古事記」では天之御舎、「日本書記」では天日隅宮とされる宮殿が、出雲大社の起源と言われる。出雲大社は明治に改称するまで、長らく杵築大社と呼ばれてきた。
現在の社殿の高さは8丈(24メートル)で、7階建てビルに相当するが、平安時代には現在の2倍もあり、木造建築物としておそらく世界最大、建築様式も日本最古の大社造であった。平安中期の貴族子弟のための教科書『口遊』には、「雲太、和二、京三」とあり、当時の建築物の大きさの順位を表していたという。 1位は出雲大社、2位は東大寺大仏殿、3位は平安宮大極殿。当時の東大寺大仏殿の15丈(45メートル)を超える大きさであった。
しかし、その大きさゆえに、平安時代中期から鎌倉時代初期までの約200年間に、6、7回も倒壊し、造営されてきたという記録が残っている。
出雲大社の社家千家家に代々伝わる、当時の出雲大社の資料「金輪御造営差図」を元に工学博士福山敏男氏が復元図を作成し、大手建設会社がプロジェクトチームを組み、コンピュータによる平安中期の出雲大社本殿の復元シミュレーションを試み、建物が震度三程度の地震、秒速30メートル位の風に耐えられることを立証した。