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2008年3月4日
1988年、自ら原作漫画を書いたアニメ映画『AKIRA』で世界の注目を集め、映像分野に多大な影響を与えた。『AKIRA』以降、日本のアニメを見る世界の目が変わったと言われている。発表から20年経ても人気で、2008年2月、俳優レオナルド・ディカプリオらのプロデュースによるハリウッドでの実写映画化が発表された。2009年公開予定。
大友克洋 1954年4月14日生まれ 宮城県出身
『AKIRA』で示された、核戦争後世界での終末観や自我との対峙といった視点は、世紀末1990年代の世界中の若者に熱狂的に支持された。
海外の映画監督に与えた衝撃は大きく、「ターミネーター」を監督したジェームズ・キャメロン氏ら米国の新進気鋭の映画監督達が、こぞって大友克洋氏やその後続く押井守氏ら日本アニメからの影響を作品に投影している。
大友氏の漫画は決して多くないが、その卓越したデッサン力には定評があり、初登場時から手塚治虫氏も降参宣言するなど絶賛した。
アニメ映画中でも、独特のノイズの表現など、技術的に凝った作りをさり気なく見せている。
又、デジタルアニメを確立した第一人者としても知られている。旧来の手法はセルアニメと呼ばれる手仕事だったが、デジタルアニメはコンピュータ上で動画のデータを作成するもの。
その才能は、1995年のアニメ映画『MEMORIES』(彼女の想いで、最臭兵器、大砲の街の三部作)でも遺憾なく発揮された。その中の『大砲の街 CANNON FODDER 』はフルデジタルアニメで、映画でいうところの全編ワンカット撮影のような大変独創的なものだった。(『彼女の想いで MAGNETIC ROSE』『最臭兵器 STINK BOMB』は原作提供、セルアニメとデジタルアニメの合作)
2007年3月には、大友克洋監督脚本・オダギリジョー主演による実写映画『蟲師 MUSHI SHI 』(原作:漆原友紀)も公開された。
大友氏は、『AKIRA』で最初から世界を目指していたと言われ、2005年には仏政府から仏の最高勲章である「芸術文化勲章シュバリエ」を授与された。
世界での『AKIRA』人気は、アニメ映画発表から20年経った今も依然衰えず、今までに何度となく、実写映画化の話が持ち上がってきたが、2008年2月、ハリウッドで実写映画化される計画が発表された。「AKIRA」ファンとして知られるレオナルド・ディカプリオが、プロデューサーの一人として参加する。2部作で1作目が2009年夏公開予定。
参考
DVD『MEMORIES』 監督 大友克洋 メーカー/バンダイビジュアル
映画『蟲師』