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2007年7月10日
1956年、森下製薬が世界で初めてのアミノ酸結晶輸液(モリアミン)を日本で発売し、医療分野で世界初の利用がはじまった。
現在、味の素KKは医療用アミノ酸の世界シェア60%を占めている。
人体を構成している蛋白質は、20種類のアミノ酸からできている。
アミノ酸は医療分野の様々な場面で利用されているが、引き続き研究開発が行われ期待が高い分野のひとつである。
・手術前後の栄養
各国でアミノ酸に電解質を加える等の改良が行われるようになり、高カロリー輸液の使用が広がった。
その結果手術前後の栄養管理が可能になり、手術の成功率が上がることからその効果が認められ、多くの人が恩恵を受けている。
・肝不全の治療や腎不全の患者さんの栄養
肝不全患者さんの血液中のアミノ酸バランスの変化は、肝性脳症を引き起こすことがある。
その発症を予防しつつ、身体に必要なアミノ酸が補給されるようなアミノ酸製剤を開発し、治療効果を上げている。
慢性腎不全では、蛋白質の代謝産物の排泄ができなくなり、蛋白質の制限が必要になる。
腎機能低下を防ぎながら、必要なアミノ酸を補給し栄養状態を保つことが可能になった。
・その他の利用
グルタミン:潰瘍の治療薬
アルギニン:免疫増強作用
アミノ酸が原料として使用されている製剤は多数:抗生物質 血圧降下剤 経口糖尿病薬 抗ウイルス薬 等